いらっしゃったのは、会社員で40代男性の方でした。
うつ病を繰り返し、会社を休業中で休業期間終了を理由に退職をするタイミングでのご相談でした。
ご本人からの電話相談から始まりましたが、やはり体調に波があり電話でのやり取りを中心に勧めました。
主な症状
・不眠
・下痢、食欲不振などの胃腸症状
・対人恐怖
・意欲喪失
請求希望者の方の傷病発生は、約10年前。会社員の時、体調不良による初めての受診。障害厚生年金受給の可能性があると判断しました。
3-1初診日の証明(病院による受診状況証明書)の取得
請求希望者の方の奥様の記憶により、初診証明を取得しましたが、当初は障害年金に理解のない病院で苦労いたしました。
しかし、私どもが「年金の受給できる方であること」「お困りの様子を誠意をもって、最初にしっかりと説明させていただいたこと」が功を奏して、医師のご理解を得ることでき、診断書を作成していただきました。
3-2診断書作成のサポート
今回は、認定日時点の診断書と現在の診断書をそれぞれの主治医に作成依頼しました。
大きな病院ほど診察時間は短く、患者さんが日常困っていることを訴える時間をもらえないのが現状です。また、精神疾患の本当につらい時期には中々受診は出来ません。どうしても症状の軽快な時に受診しがちですので、本来より軽快な症状の診断書を作成されがちなのです。
こういった状況のなか、現状を医師に説明し現状を把握していただいた上で、診断書を作成依頼いただきました。
おかげで、相当等級を狙える診断書が出来上がりました。
3-3申立書の作成
奥様が患者の手記を書いて残していましたので、お借りして診断書と参照しながら、またヒアリングさせていただき、申立書を作成させていただきました。
奥様の手記は、今まで患者さまを支えていらっしゃることのわかる、とても温かいもので、あらためて家族の大切さ、温かさを感じるものでした。
書類の作成も全面的にお手伝いさせていただき、当方にて年金事務所に提出させて
いただきました。
認定日請求により、2級の年金額を遡り5年間分、将来的にも2級を取得できる予定です。(まだ受給は確定していませんが、提出した年金事務所の見解です。結果が分かり次第、更新いたします)